庵原啓 明治大学 ガチャガチャメーカー

どんな人間関係の中でも、常に周りを楽しませ、笑いを与えてくれる役割の人間が一人はいるのではないだろうか? 庵原啓さん(26)もそんな人物だ。日本ゴム銃射撃協会の会員であり、ロック検定3級の保持者であり、それでいて普通の人である。その容姿は中肉中背、ファッションはロック系、聴く音楽はJAM系、住まいは西新宿、仕事は企画、趣味は音楽、なんとも格好よさそうな印象ばかりだ。(文責:渡辺タケシ)

「カリスマになりたい。テレビに出たい」

「かっこいい大人になりたい。例えば、藤原ヒロシ、みうらじゅん、チバユウスケ。細かい事はわからないけど、何か突き詰めた印象があって、頭の回転が良さそうな感じ。カリスマになりたい。テレビに出たい」。そんな将来の自分像を語ってくれる彼はガチャガチャ商品の企画の仕事をしている。カリスマの持つべき「何か突き詰めた印象」に憧れ、彼はガチャガチャの仕事にも通じる「面白さ」を突き詰めようとしている。日々の業務の合間にも“気になるメモ”を持ち歩き、「面白い」と思うとメモを取る。土日、休日は積極的に様々な場所に足を伸ばし情報を収集する。去年は自分の企画したガチャガチャ割り箸鉄砲の関連でYAHOO!月刊チャージャーの紙面に顔を飾り、また、TVBrosにおいても自分の企画の関連でスパイ特集のコーナーで紙面を飾った。プライベートでは断食をしたこともある。理由は「神経を研ぎすませたいから、ダイエット効果があるから、ネタになるから」。明らかに最後の理由が一番のような印象を受ける。

静岡の印刷屋の3男として生まれた。小学校は神童と言われるほどの成績だった。しかし、中学校で遊びを覚え、遊びすぎて高校受験に失敗。滑り止めだった高校に通うことになる。その時に努力の大切さを学ぶ。これは現在の絶えず面白い事を探す姿勢に繋がっているのかもしれない。そして、高校2年生の時、兄の誘いで東京に初上京する。常に新しいセンスを醸す都会、そして、自身もアンテナを張っていなければ置いていかれそうな世界に強く憧れを抱いた。大学受験時、横浜国立大学を合格するも、「神奈川だから」、という理由で東京の明治大学に進学する。東京では高円寺にて学生生活を送り、一昨年、西新宿に住居を移動した。

人であれば人気者になりたいと思うのは当然だと思うが、周りからの評価は現在どうなのだろうか。「面白いと思われていると思う。小学校の生き物係のような、例えれば、おもしろ係、みたいな。けれども、もっとカリスマになりたい。本当に面白い人はもっと人の期待を超える面白さをもっている」。友達に囲まれていても、友人は「常に刺激を与えてくれる人、仕事や考え方、別の価値観を教えてくれる」と、対等なものであり、オーディエンスという認識ではない。周りの人間から尊重されていてもカリスマという自分の納得できる立場を目指す。

彼には友人が多い。周りの皆から「啓ちゃん」と親しまれる。西新宿の住居(大学時代の友人2人とルームシェアをする)のリビングには壁を覆い尽くす漫画本があり、部屋の隅にはCDと観葉植物があり、ともすれば別の隅にはギター、ベース、ジャンベ、チェロ、ボンゴ、トランペット、様々な楽器類が揃う。週末には各界の友人を集めて、酒を飲みかわし、時には即興でセッションを繰り広げて過ごす。まるで理想的なルームシェアの風景だ。

やっと子供から大人に移り変わる時期かもしれない

常にカリスマになりたいと思い続ける事に寂しさは感じないのだろうか。「寂しさはある。日頃の疲れを解消したいが、解消できる相手はいない。会社の人、友人と、個人の一線は越えられないが、お酒を飲んだり、そういったことで解消する」。家族と離れているのは寂しいと思うが、家族に寂しさを和らげてもらうことはないのか。「たまに実家に帰ると父、兄の衰えを感じる。今の時点で父、兄を超えているとは言わないが、実家に帰って父と兄と過ごし、超えることはしたくない。いつまでも自分の上にいてほしい」。カリスマを目指す一面もありながら、身近な人に気を使う一面をみせる。友人関係の中にもこの気の使う部分は大きく現れているのが魅力なのかもしれない。

小学校から大学まではミュージシャンというカリスマを目指していたと言う。今は仕事に通じる“面白さ”をテーマにカリスマ性を追い求めるが、その過程で決して尊敬できる人、身近な人を超えるような真似はしない。これは圧倒的な人気を持ちながらも決してお客様を超えるような事はしない、ミッキーマウスに似ているような気がする。絶えず周囲を楽しませるエンターテイナーでありながら人間関係の中で周囲を立たせる姿勢に「啓ちゃん」の友達の多さが現れている。

今の自分についてどう思うのか。「やっと子供から大人に移り変わる時期かもしれない。何をしたいのかやっとわかりかけてきた感じがする。自分の可能性、方向性がわかってきた」。と言う。現在の仕事は企画次第ではメディアに出て藤原ヒロシのように活躍できる側面もあるという。

去年に続き、ガチャガチャに関して紙面を賑わす事も増えるかもしれない。カリスマを目指すのはいい。「啓ちゃん」の将来は「啓ちゃん」が選ぶのがいい。だが、人を立たせる気だて、そういう部分はなくさずにカリスマを目指してほしいと思う。

座右の品
BEN“Ngoro Ngoro”

毎日、会社に行く前に聴いています。これを聴くと仕事に対する気合いが入る。

【略歴】

1981年5月13日生 26歳 静岡出身→静岡市立三番町小学校→静岡大学付属教育学部静岡中学校→私立常葉学園高校→明治大学政治経済学部→(株)ユージン【星座】おうし座【血液型】0型【家族構成】父・母・兄二人【趣味】音を楽しむ、作る【好きな食べ物】レバ刺し【嫌いな食べ物】くさや【お気に入りスポット】自分の部屋【尊敬する人】(株)ユージン第二営業部CRM課 比留間さん【座右の銘】同じ阿呆なら踊らにゃ損、損【好きなタイプ】新鮮な驚きを与えてくれる人【嫌いなタイプ】器の小ちゃい人(ケチな人)【子どもの頃の夢】ミュージシャン

(株)ユージン http://www.yujin-net.com/

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2007-07-09-MON






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