居酒屋deふつう

D創作の担保としてのモテ

ビレバン的なオシャレさを受け入れようと決めた吉田。一方の増山さんは「かなり前に別れたた元カノに年賀状を送った」という謎の言葉を残したままトイレに行ってしまった。前回までは中身がない会話が垂れ流されていただけのしょうもない対談だったが、このあと、読者の皆さんは増山さんの純愛に感動の涙を流すことになる(かもしれない)。

元カノからメールをもらいたい

(トイレから戻ってくる増山さん)

吉田 話の続きを聞かせてくださいよ

増山 なんでしたっけ

吉田 元カノに年賀状を送ったっていう

増山 あぁ、はいはい

吉田 どういうことなんですか?

増山 いえ、まぁ、ありきたりの話ですが、元カノに、元気にしている? とか、また遊ぼうよとかメールを送っていたんですけど、無視されて返ってこなくてですね

吉田 はいはい

増山 それで、落ち込んできて彼女のアドレスを消してしまいまして・・・

吉田 本当にありきたりの話ですね

増山 そうすると、当たり前のことですが、連絡先が分からなくってしまい、どうしようと悶々と悩んでしまって

吉田 明けおめメールも遅れないと

増山 そうそう。ところが、そうこうしているうちに年が明けて向こうから年賀状がきたんです

吉田 おぉ

増山 しかも、「また遊ぼうね」とか書いてある訳ですよ。でも消しちゃったし、メールは送れないという・・・

吉田 うんうん

増山 で、いろいろ思い悩んだ末に、突然、私の中の一休さんがひらめいたんです。返信の年賀状を使って効率よく自分のアドレスを教える方法を

吉田 どんな方法ですか?

増山 とりあえずクロスワードパズルをつくりました

吉田 気持ち悪いですね! でもクリエイティブっていうのは、そういうことですよ。端から見たら気持ち悪いっていう

増山 そうでしょ?

吉田 クロスワードをといたらアドレスが分かるようになっているんですか?

増山 いや、それだとメールを送って来ないかもしれないから、クロスワードを解いたら答えをメールで送ってねと書いておいたんです

吉田 なるほど。もの凄くクリエイティブだ

増山 まあ、メールは来ませんでしたけど

mixi退会は疑似自殺?

吉田 そういえば増山さん、メールアドレスを消したのもそうですけど、mixiもよく退会しますよね

増山 mixiを退会するのは、たぶん私に取って疑似自殺だったんです

吉田 あ、それ分かります。女の子にフラれたりして気分が沈むと、僕も退会したくなるときがありますから

増山 自分という存在が皆の前からフッと消えたとき、どんな反応をするのかも気になります

吉田 なるほど。現代社会においてはmixiをやめるのは自殺の代替行為なんですね

増山 本当に死んでしまったら取り返しがつかないので。マイミクの皆さんにはご心配おかけして申し訳ないんですが

吉田 命あってのものだねですからね

増山 振り返ってみると、4回か5回ほどmixiを退会してますよ、私は

吉田 僕もそういった願望がありますので、増山さんが退会したのをみて、あぁ、この人は自分の衝動を止めない人なんだなと思っていました。あ、・・・・

(吉田、日本酒の徳利を引っくり返してしまう)

増山 おい!

(おしぼりで慌てて机の上を拭く吉田)

増山 まったく、しっかりしてくださいよ!

吉田 すみませんでした

増山 本当にもう

吉田 増山さんも相当酔っぱらってますけど、大丈夫ですか?

増山 私は大丈夫ですよ

吉田 本当ですか?

増山 まぁ、とにかく最終的に僕が何を言いたいのかというと、自分が幸せでもないのに、他人の幸せを願えるはずがないということなんです

吉田 どういうことですか?

増山 要するに5年間も“なに”をしてない男がですよ

吉田 誰がですか?

増山 私ですよ。途中で付き合ったことになっている人とはピーチな関係になりませんでしたから

吉田 すみません。下ネタはやめてもらえませんか(笑)

増山 下ネタじゃないですよ、つまりそんな私には他人の幸せを考える余裕がないと

吉田 なるほど。増山さんの気持ち良く分かります

増山 本当ですか?

吉田 もちろんです。さきほど「クリエイティブと恋愛は両立しない」という話がでましたが

増山 はい

吉田 確かに男だったら一つのことを突き詰めていくという姿勢はカッコいいと思うんですよ。でも、そういう奴は大体、彼女がいるんです

増山 うんうん

吉田 だから、実際は「彼女がいる」という世間的な安定と「創作」がセットになっていて、安定がないと、なかなか創作に向かえないとう現状もあるんですよ、僕には

増山 なるほど

吉田 YO K○NGもY○KIと結婚しましたし

増山 その通りですね!

吉田 YO K○NGがモテないなら僕はどこまでも付いて行きますよ。でもモテてるじゃん!

増山 よくぞ言った、吉田!

吉田 僕が言わなければ誰も言いませんから

ドフトエフスキーより彼女がガーンっ!!

吉田 まぁ、今のは極端な表現だし、YO K○NGはどうか分かりませんけど、僕にとって、クリエイターは「安心しているから俺は集中しているんだよ」という人に見えるんです

増山 はいはい

吉田 僕は会社員だから最低週5日は仕事に追われ、彼女が欲しいと思ったら週末の2日間に賭けるしかない訳ですよ

増山 そうですね

吉田 でも、そうすると周りのクリエイティブ風を吹かしている奴が言うんです、「ごめん僕は週末は大体、創作してるから」って

増山 うざいですね

吉田 まぁ、実際にはそんなこと言われていませんけど、聞こえてくるんですよ心の声が。「週末に女と遊びに行くぐらいだったら、君も創作したまえよ」と

増山 ははは(笑)

吉田 俺だってしたい。創作がしたい。ドフトエフスキーばりに創作がしたい!

増山 ドフトエフスキーばりにですか?

吉田 そう。でも彼女が欲しいから、二つを比べた時にドフトエフスキーより彼女の方がプライオリティがガーンって上がってしまうんですよね、これが!

増山 それだ! ドフトエフスキーより彼女がガーンっ!

吉田 ドフトエフスキーより彼女がガーンっ!!(写真のポーズ)

増山 すごい!

吉田 ドフトエフスキーより彼女がスキー!!

増山 かんぱーい!!

吉田 いえーい!!

(しばし意味の分からない奇声を発して酒を飲む二人だったが、インタビュー中だということを何とか思い出し、落ち着きを取り戻すために煙草に火をつける吉田)

吉田 ですから何を言いたいのかと言うと、世の中にはクリエイティブ風を吹かせながら女にモテている奴がたくさんいるということなんですよ

増山 そうですね

吉田 だったら僕もそれになりたいな、と

増山 もう帰っても良いんじゃないですか、あなた

吉田 確かにさっきのガーンで言い切った感はありますけど、もう少し話をさせてくださいよ

増山 とりあえず、今年中に私たちが宮浮○いのような女の子と付き合うにはどうしたらいいのかを考えるっていうのはどうですか?

吉田 それこそ、日本の論点ですね!

増山 私も宮浮○いとブルーハーツ歌いながら土手でキャッチボールしたい

吉田 したい!

増山 まぁ、無理ですけどね

(つづく)

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2010-04-26-MON






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