高岡太郎: 東京ふつうの人新聞

藝大で陶芸の勉強がしたくて二浪をした。二浪の末に入学した後は受かって嬉しいというよりほっとした。こう話すのは現在、同大学院で陶芸を専攻している高岡太郎さん(25)だ。(文責:須藤エナ)

藝大出身の先生に魅かれ、死ぬ気で勉強

二浪といっても藝大は浪人、留年が当たり前のこと。日本最高の芸術大学で陶芸を専攻していると聞けば多くの人は彼に羨望の眼差しを向けるのではないだろうか。本人曰く、「サラリーマンになりたくなかったから楽しく、かつ金になるという漠然とした理由で陶芸家を志した」という。

もともとは6歳上の姉が趣味で陶芸をやっていていたのがきっかけだった。口数は決して多くはないが芯は強く、優しい男、そんな印象を受ける。幼少期はやんちゃでスポーツも勉強も得意な子どもだった。創ることにも貪欲で、大好きなプラモデルは、一度作りだすと集中力が並ではなかった。高校に進学するにあたり、「勉強しなくても評価されて楽しい学校に」と思い都立工芸高校に進学した。

高校1、2年生まではデザインを専攻し、陶芸は趣味でやっていた。だが趣味の陶芸を真剣に志そうと本気で思ったのは、陶芸を教えてくれていた藝大出身の2人の先生の人間性に魅力を感じたからだ。「今までに会ったことのない人で面白いと思い、自分の中で初めて好奇心が沸いた。彼らと同じ大学で学んでみたい。人生どこかで難しいことをやってみても良いかなと思った」。

それからは藝大、以外は見えずまっしぐらに進んだ。2年間予備校にも通い、デッサンの毎日だった。試験に合格するために死ぬ気で絵を描き続けた。「時には描いていても一向にうまくならないことに嫌気がさしたこともあったし、自分の欠点を克服することが辛かった」という。

自分で何かしないと物事が起きない学校

だがこの浪人時代に学んだ「自分の絵を客観視すること」は現在も作品作りをする上で心がけていることだという。念願かなって入学した藝大だが、入学してからは先生から教えられるこがほとんどなかっという。課題が与えられるのでそれをこなしていくだけらしい。「学校は作品を作る場」そのため大学では主体的に動かないと何も始まらないということを痛感した。学生も個人主義ばかりだし、社会不適合者も多いとか

ところで陶芸家といえば茶碗や湯のみなどを作っているイメージが強いが、彼が目指しているものはそうではなくアート作品としての陶芸だ。今はまだあまり作品を見せられる機会がないが高岡さんだが、来年、個展を開く予定だ。

「自分で何かしないと物事が起きないので自分がやった分だけ物事は動くと思う。行動なくして結果なし」。明日もあさってもこれからも彼は作品と向き合い突き進む。それが彼にとっての“ふつう”だから。頑張れ、未来の巨匠と言われる日まで。

座右の品
Akira

世界観がかっこいい! 作品全般に言えるが世の中を風刺的に描いていて面白いから。

【略歴】

1983年5月1日 東京都新宿区生まれ→東京都新宿区立四谷第四小学校→東京都新宿区立四谷第二中学校→都立工芸高校→予備校:御茶ノ水美術学院1年間→新宿美術学院1年間→東京藝術大学美術学部工芸学科→東京藝術大学大学院美術研究課陶芸専攻【職業】大学院生【星座】牡牛座【血液型】A型【家族構成】母、姉2人【趣味】乗り物(飛行機、車、バイク、自転車)に乗ってどこかに行くこと、音楽鑑賞、歴史鑑賞、山登り【好きな食べ物】うなぎ【嫌いな食べ物】メキャベツ【お気に入りスポット】嵐山、歌舞伎町【座右の銘】努力【好きなタイプ】自分がある人【嫌いなタイプ】姿勢が悪い人【子どもの頃の夢】バイクレーサー

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2008-07-14-MON






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