清野里沙  スイスイ・リヴァー ヴォーカル Sweet sweet river

オールジャンルの音楽活動をするユニット「Sweet sweet river(スイスイ・リヴァー)」でヴォーカルをしている清野里沙さん(26)はなかなかの植物オタク、「暇な時は公園に行って植物ウォッチングしてます。そうは言っても、最近時間に余裕がないんですけどね」と苦笑する。普段はカフェ店員と結婚式場で音響のアルバイトをしながら、ヴォイストレーニングしたり、曲を作ったりと大忙し。心に緑が一色加わるだけで生活にゆとりが生まれるのなら、忙しいのも耐えられる。(文責:保科時彦)

「環境庁に入って緑を守る」から「歌う庭師」

「世の中色んなことがあるけれど、スイスイって渡っていけたらいいよね、と思ってSweet sweet riverという名前にしました。ほのぼのあったかな音作りを目指しています」。清野さんの歌への情熱はどこからきたのだろうか。

小さい頃の彼女は「環境庁に入って緑を守る」と思っていたという。子どもにしては妙に具体的な夢だが、父が公務員なことから、それもうなずける。実際この頃から歌も好きだったのだが、今とは逆に歌が趣味で、緑が本命だったようだ。「もともと公園や緑を作りたいと考えていた」ので、それを学ぶために造園科のある大学に進学する。しかし現実を知るにつけ、これが本当にやりたいことなのかと葛藤するようになる。

「歌への夢も捨てられなかったし、庭師の現実が結構厳しいっていうのもあって、色々悩みました。植物の研究自体かなり時間がかかるし、建築設計の知識も必要で、色々なことを気にしながらじゃないと公園や庭は造れない。規制の多さが窮屈で、自由がない気がしたんです。必要実務経験も長いので、このままでいいのかと自問自答しながら日々過ごしていました」。そう言いながらもガーデニングコンペにも参加したり、音楽活動を開始したりとアクティヴに動き回っていて、「歌う庭師」を目指していたらしい。

恵まれすぎている自分を追いつめ、音楽に集中するために彼氏と別れたことも

しかし、次第に音楽のウェイトが増し、造園が趣味の方へシフトチェンジしていった。「自分の声の可能性を試したくて、一年休学して音楽に打ち込みました。歌は若いうちの方がチャンスが多いと思ったら、もう音楽に集中するしかないと決断しました」。ジレンマを断ち切るようにそのまま大学を中退することに。

清野さんはたまに衝動的な行動に出ることがあり、二十歳くらいの時には「音楽に集中するため当時付き合っていた人と別れました。なんか自分は恵まれ過ぎていると感じて、自分を追い詰めるために別れたんですが、すぐ後悔しましたよ。衝動的過ぎました」と反省したこともある。

そうは言っても音楽の現実も甘いものではない。「実は今のユニットを始める前に音楽やめようと思ってたんです。全部自分でやっていて正直疲れました。音楽を楽しめなくなっていたんです。でも時々お手伝いでキーボードをやっているうちに音楽続けたいなと思いました」。

そんな彼女の情熱はどこに向かうのだろうか。「将来はカリスマ主婦になりたいです。本気です。同性から『ああなりたいな』って思われる存在になりたいんです。生活のための仕事か自己実現のための仕事かっていえば後者ですね。バリバリ競争してキャリアアップって感じは違うかな」。

マイペースでほのぼの、そしてあったか。夢があって始めて人は輝く。いつだって理想と現実は衝突しあうが、理想があるから現実を生きていけるということにどうやら疑うところはないようだ。

座右の品
桂の樹の葉

ハートの形をしていて、秋になると赤く染まって綺麗だから。

【略歴】

1980年6月1日 26歳 埼玉県浦和市出身 東京都国分寺市在住 高松市立亀阜(かめおか)小(香川県)→浦和市立常盤中(埼玉県)→浦和市立高→東京農業大学農学部造園科学科三年次中退【星座】双子座【血液型】B型【家族構成】父母兄姉【趣味】植物の世話【好きな食べ物】チョコレート【嫌いな食べ物】らっきょう【お気に入りスポット】樹木の下。木漏れ陽の下【座右の銘】Life is beautiful!【好きなタイプ】笑顔のステキな人【嫌いなタイプ】ポイ捨てする人【子どもの頃の夢】環境庁の職員になって緑を守ること

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2007-05-14-MON






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