座長 高吉友美さん

皮張りのソファーと木目調の内装。そんなレトロな雰囲気溢れる小さな喫茶店が劇場へと変わる。40分程度の短い演劇の後のDJタイムからなる、ちょっぴり非日常を味わえるイベントを主催しているのは24歳の女の子だ。演劇イベント「ハイラック」を主催している高吉友美さんは派遣社員として事務の仕事をする傍ら、夜もアルバイトをこなしているため、平均睡眠時間はたったの4時間。そんな彼女を人は「大久保のナポレオン」と呼ぶ。(文責:吉田直人)

小学生時代から脚本を考えて、『保健室公演』を行っていた

ハイラックを立ち上げたのは2004年、専門学校を卒業してすぐに就職した芸能プロダクションを退職してからのこと。「その時の仕事は本当の裏方で、このままでは悔しいなって思って」と、一年かけて必死に100万円の資金を貯め込み、05年の正月に「初恋エリちゃん金魚を食べる」を初上演した。本格的に芝居を始めたのは高校時代に作った「劇団450」だが、興味を持ち出したのは子どものころまで遡る。「小学生時代から脚本を考えて、『保健室公演』を行っていたんです」と笑う。

ハイラックは多くの仲間で作り上げて行くイベントだが、高吉さんが演出からキャスティング、会場準備まですべて一人で行っている。「キャスティングなどはどのようにしているのか」という問いに「ナンパ」と即座に答える高吉さん。「男の人でも女の人でも、面白そうだと思う人には声を掛けて、お酒を飲む。まずは、その人と繋がりを持ちたいっていう気持ちが強いんです」。子どものころに知らないおじさんの膝の上でサーカスを見ていたこともある人見知りをしない彼女だからこそ、多くの人が集まってくるのだろう。

目標は「一つの入り口から広がりのある舞台空間を作り上げる」こと。「3年間やってみて、音楽が加わり、前回の公演では『ちんどん』など様々な要素が加わったりもした。意味合いは違うけれど『広がり』が出てきたなって。当初の目標に後押しされて進んでいるって感じです」と現在の心境を話す。

次回公演は「劇団450」でラスト公演した演目のリメイク。「本当に無駄なことなんてないんです。投げる人がいれば拾う人がいる。いろんな要素を吸収して、いろんな人を巻き込んでムーブメントを起こしていきたい」。エネルギー溢れる彼女の不思議な魅力に、これからも目が離せない。

座右の品
星の王子さま

今までに6回読みました。 14歳のときに学芸会での「星の王子さま」公演で王子の役をやったことがこの作品との出会い。 「本当に大切なことは目に見えない」というテーマに共感できます。

【略歴】

1982年7月18日生まれ 24歳 宮崎県志布志市出身 東京都新宿区在住 松山町立尾野見→松山町立松山中→県立志布志高→日本工学 院八王子専門学校→芸能プロダクション→ハイラック旗揚げ【星座】蟹座【血液型】A型【家族構成】父母弟妹【趣味】お茶を飲むこと【好きな食べ物】トマト味のもの【嫌いな食べ物】桜田麩【お気に入りスポット】近所の公園【尊敬する人】サン=テグジュペリ【座右の銘】play is play【好きなタイプ】べたべたに甘えさせてくれる人【嫌いなタイプ】笑わない人【子どもの頃の夢】スチュワーデス

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2007-03-11-SUN






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